50オヤジの断酒日記

50歳オヤジの悲哀か?酒止めれるのか??

断酒17日めの懇願


こんばんは🌛


 断酒17日めになりました。

この3連休小さな事故はあったものの、
精神的には安定した断酒の3日間でした。

ところが昨日の深夜、留学中の娘から家内に
「帰りたい、死にたい、もう私は何をやってもダメだ」と電話が入りました。

側で聞き耳立てるしかない私は、次の家内の言葉に少なからずショックを受けました。

「あなた(娘)が帰って来るなら、お父さんには出て行って貰う。だから安心して帰っておいで!」

私は留学前に酔って娘を傷付けました。家内にも酔って酷く当たりました。
考えれば今もこうして我が家に居られることが不思議というか幸運なのかも知れません。
しかし(また)こうして直接耳にしてしまうと、やはり堪えます……。

娘は私を嫌っています。
どんなに平日は家族一筋で頑張っても、酔っ払った醜態や記憶もないまま口走った暴言は、一瞬にしてその努力を水の泡にしてしまいます。

でも、とにかく娘を何とかしてやりたい。
そんなに辛いなら今すぐ帰ってくればいい。
失敗なんかじゃない。それも経験だ。


娘の帰りの航空券を手配するということは、同時に私が我が家を出て行く手配になります。娘の帰国の日は、私が我が家を出て行く日なんです。

幸い航空券手配の直後、同じイギリスに住む友人がひとまず預かってくれることを快諾してくれたお陰で、私の「首」はかろうじて繋がりましたが……。


娘の無事を思う気持ちと、自業自得ゆえに自分が家を出るという気持ちのギャップが、私にまた「酒」を思い出させました。

「どうせ一人になる身なら、侘しいアパート暮らしの中で何の希望を持てと言うのか?」

「娘にも、実は妻にも許されない身なら、なぜ一人で断酒を続けるのか?」

「……酒でも飲まなければ、逆に精神が持たない……」

本当にそう思いました。


私は家内に思わず言いました。

「…今日は寝る前に、ベッドで一人飲んでいいか…?」

家内は無言です。
さっきまで「お父さんありがとう!」と安堵と感謝の表情だったのが、あからさまに不機嫌な表情に変わりました。

改めて聞きました。

「……だから今夜だけ、いいかな?」

家内は切れました。

「そんなに飲みたかったら勝手に飲めばいい!!私は知らない!!」

私も、無言になりました。


私の身勝手な発言だったのでしょう。

ただ、正直この沸き出るストレスから逃げたかった。
娘の無事と、取り合えずの引き取り先を確保できたことの緊張から安堵。
そしていつ訪れるかも知れない侘しい一人の生活への不安と、空しさと寂しさ。

私は無性に酒が恋しくなりました。
アルコールが喉を通り、頭と体が「ぶぁ~」っと熱くなるあの感覚が恋しくなりました。


人間というのは、難しいものです。
私は、酒に逃げることすら許されない人種になったんです。

娘にも、実は妻にも嫌われ、それでいて働かなければいけない。その「家族の為」に。
但し酒は飲むことは絶対に許されない。


立派な人間ではありません。
下らない50男のただの「ぼやき」でしょう。


しかし何とか今夜も飲まず、寝ることにします。


娘に元気が戻りますように。


こんな私の拙い文を読んで頂いている
顔も見えない方、
どうかあなた様には幸福が訪れますように。


お疲れ様でした…(^-^)ノ