断酒10日めの悲しみ
こんばんは(^-^)
断酒10日めになりました。
いきなりですが、イギリスに留学している娘から家内に電話がありました。
留学の直前、私は酔ってブラックアウトしてしまい、娘に「お前とは縁を切る!!」と暴言を吐いてしまって(全く記憶にない)、それきりです。
娘は家内に言ったそうです。
「あんな父親がいる家には二度と帰りたくない!!」と。
正直、ショックです。
そう言われても仕方のない私ですが、家内からの間接的とはいえ、娘からそんな言葉を聞くと寂しさが込み上げてなりません。
イギリスに留学させたからといって、別に我が家は裕福な訳ではありません。
娘は中学で辛い「いじめ」にあって学校を辞めました。それから約7年、娘に何か別の世界を見せてあげたかった。その一心だけで実現した留学でした。
やっとの思いで叶えてあげれた達成感なのか、旅立つ直前に随分酔ってしまいました。
本当に間の悪い父親です。
「あんな父親がいる家には二度と帰りたくない!!」
つまり私はもう完全に嫌われたんです。
「…………もう、どうにでもなれ……」
「……酒を飲んでしまいたい。どうにでもしてくれ…」
そんな気持ちになりました。
寂しい………
努力もしました。よく働きました。
しかし努力すればする程、働けば働くほど
私は嫌われて行く
そして酒に走る、酒に酔う……
断酒を成功させるには「底つき体験」をさせるのがいいそうですね。
アルコール依存症の父親に「決して構わないで」「助けないで」いわゆる突き放して底を着く経験をさせる。
それにより父親はやっと断酒を決意して回復に向かう、という。
………私がもしそうされたら、多分ダメです。
突き放されたら終わり、「死」を考えるでしょう。
寂しさからどんどん酒に溺れ、やがて自分が誰かも分からないようになり、惨めに死んで行くでしょう。
私の底つきは、「死ぬこと」だと思う。
アルコール依存症が病気なら、家族の支えも必要じゃないでしょうか?
どんな病気にしろ、弱って入院した父親に離婚届けと絶縁を言い渡したら、父親はその後元気に回復するんだろうか?
底つき体験をした(させた?)せいで、そのまま自棄になり、惨めに死んでしまった人も多いと思う。
こうしたブログや記事にできる人は底つき体験から回復した人だけで、逆に孤独のまま死んだ父親やその家族は黙して語らずなんでしょう。
アルコールの一番の好物は、「寂しさ」なんだと思います。
……たぶん今日は、私が間違ってると思います。
とにかく今日も飲みませんでした……